まとめと行動喚起|2026年4月までの90日プラン(Day5)

まとめと行動喚起|2026年4月までの90日プラン(最短で“やってる会社”になる)

一次情報(厚生労働省の案内):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/newpage_00007.html

はじめに

Day1からここまで読んでくださった方は、もう「何をするべきか」の方向性は見えてきたはずです。
ただ最後に残りやすい不安は、ほぼこれです。

「結局、うちは何をいつまでにどこまでやればいいの?」
「忙しくても回る形にできるかな…」

そこでDay5では、難しい話は抜きにして、最短で“やってる会社”になるための90日プランを提示します。
大事なのは完璧さではなく、事故を減らす方向に“回り始めている”状態を作ることです。

まず決める:最低ライン(ゴール設定)

いきなり完璧な安全管理を作ろうとすると止まります。
だから先に「最低ライン」を決めます。

最低ライン(この4つが回っていれば強い)

  1. 危険の洗い出しができている(危険TOP3が見えている)
  2. 対策が1つ以上入っている(環境 or 手順)
  3. 周知されている(朝礼・掲示などで共有)
  4. 見直しが1回でもできている(改善が更新される)

これが回り始めると、「努力義務化」への備えとしても、現場の事故を減らす意味でも、 かなり現実的な状態になります。

ここで大事な考え方

注意を増やすより、危ない条件を減らす
根性より、段取りと環境
そして、止めていいを言い切る。
この3つが、長く続く会社の土台です。

90日プラン(0-30 / 31-60 / 61-90)

ここからが、今日から使えるロードマップです。
「忙しい会社でも、止まらず進める」ために、やることを絞っています。

0-30日まずは“見える化”(止まらない土台)

  • 危険TOP3を紙1枚に書く(どこで/何をして/どうなる
  • ヒヤリ報告のルールを決める(責めない/1行でOK)
  • もしもの連絡順を紙で貼る(誰が・誰に・何を)
  • 朝の5分で「寝不足・痛み・ふらつき」を言える空気を作る(言っても責めない)

ねらい:まず“安全の話をしていい空気”を作る。情報が出ると、改善が進みます。

31-60日改善を“1つだけ”入れる(効果が出る段階)

危険TOP3のうち、次の基準で1つ選びます。

  • 重い事故になりそう × 直しやすい

選び方の例(当たりが出やすい)

  • 転倒:床・段差・照明(費用ゼロ〜小コストで効きやすい)
  • 腰痛:台車/置き場変更/2人ルール(“楽になる”ので受け入れられやすい)
  • 墜落:脚立の安定化/足元確認の1分(1回で大事故になりやすいので優先度高)

そして、月1回5分のミニ共有を1回やります。
「事故例1つ+改善1つ+今月の約束1つ」で十分です。

ねらい:「やった」が出ると、現場の空気が変わり、次が続きます。

61-90日“仕組み化”(回り始めた状態にする)

  • A4一枚ルールにまとめる(TOP3+対策各1つ+迷ったら止める1行)
  • 見直し日を固定する(月1回、5分でOK)
  • ヒヤリを集めて、TOP3を更新する(“起きそうな順”に入れ替える)
  • 必要なら、道具・照明などの小コスト改善を追加する

ねらい:「単発」から「回る」に変える。担当の気合いに依存しない形へ。

90日プランを“表”で整理(誰がやるかを迷わない)

期間 やること(絞る) 担当の目安
0-30日 危険TOP3の見える化/ヒヤリ1行/連絡順の掲示/朝の5分確認 経営+現場リーダー(全員参加)
31-60日 改善を1つだけ実装/月1回5分共有を1回 現場リーダー中心(経営が後押し)
61-90日 A4一枚ルール化/見直し日固定/TOP3更新 経営+現場リーダー(全員で回す)

最終チェック10項目(ここまでできたら強い)

90日後、これが「はい」になっていれば、かなり強いです。
全部でなくてもOKですが、増えるほど事故が減りやすくなります。

  1. 通路・入口に、つまずき要因(物・段差・めくれ)が放置されていない
  2. 暗い場所がなく、足元が見える(照明が足りている)
  3. 滑りやすい床に対策がある(拭くルール、滑り止め等)
  4. 重い物を“持ち上げ続ける”段取りになっていない(台車・置き場がある)
  5. 腰に負担が出る作業に「楽する方法」がある(回数・中腰・ねじりを減らす)
  6. 脚立・踏み台が安定していて、危ない物が残っていない
  7. 急がせる段取りが減っている(無理な締切・詰め込みが少ない)
  8. 体調(寝不足・痛み・ふらつき)を言える(言っても責められない)
  9. ヒヤリが集まる(1行でも出てくる)
  10. A4一枚ルールがあり、見直し(更新)した形跡がある

相談すると早いポイント(つまずきやすい所)

自社だけで進めると、止まりやすいポイントがあります。
ここで一度整理できると、動きが一気に軽くなります。

よく止まるポイント

  • 危険TOP3が絞れない(候補が多すぎる)
  • 優先順位が決められない(現場の声がバラバラ)
  • ルールを作ったのに守られない(現場に合っていない)
  • 現場が反発する(言い方・出し方が合っていない)
  • 疲れ(勤務の詰め込み/連絡)まで手が回らない

こういう時は「安全の理想論」よりも、 あなたの現場に合わせた“回る形”に落とし直すのが一番早いです。

まとめ+要約

  • ゴールは「完璧」ではなく、危険の洗い出し→対策→周知→見直しが回り始める状態。
  • 90日プランは「0-30日:見える化」「31-60日:改善1つ」「61-90日:仕組み化」で止まりにくい。
  • 最終チェック10項目の“はい”を増やすほど、事故が減りやすくなる。
  • つまずくポイント(TOP3の絞り込み、優先順位、現場反発、疲れ対策)は相談で一気に整理しやすい。

FAQ(よくある質問)

Q1. 人手が足りないのに、対策まで手が回りません…

だからこそ、事故で1人抜けるダメージが大きいです。
まずは「費用ゼロ」「30分でできる」見える化からでOKです。
事故が減ると、現場の負担が減って回りやすくなります。

Q2. どこまでやれば“やってる会社”と言えますか?

最低ラインは、危険TOP3が見えていて、対策が1つ入り、周知され、見直しが1回でもできている状態です。
ここまでできると、単発ではなく“回る”に入っています。

Q3. 相談すると、具体的に何が早くなりますか?

一番早いのは、危険TOP3の特定A4一枚ルール化です。
この2つが固まると、現場で迷いが減り、改善が続きやすくなります。

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「うちの業種だと、危険TOP3は何になる?」
「現場が反発しない“出し方”にしたい」
「勤務の詰め込みや連絡ルールも含めて整えたい」
こうした悩みは、会社の規模・業種・人の組み方で答えが変わります。

もしよければ、あなたの状況に合わせて、90日プランを“自社版”に落とすところまで一緒に整理します。

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