NISAの始め方をやさしく解説(金融機関・商品・積立の決め方)

NISAの始め方をやさしく解説(金融機関・商品・積立の決め方)

Day4:失敗しない始め方(金融機関選び・商品選び・続く金額)

はじめに

NISAは「始める」より「続ける」が大事です。

続けやすい設計にしておくと、あとから迷いが減ります。

ステップ1:金融機関を決める(1つだけ)

最初につまずきやすいのが、「どこで始めるか」です。

ここで大事なのは、最安だけより、続けやすさです。

まず知っておきたいルール

つみたて投資枠と成長投資枠は、別々の金融機関で同時に使い分けることはできず、基本的に一つの金融機関で利用します。

※年単位で金融機関を変更することは可能です。

選び方はこれでOK:

  • 手数料の説明が分かりやすい
  • 画面が見やすい(資産の確認がしやすい)
  • 積立設定がしやすい(迷わずできる)
  • 困ったときの問い合わせが安心

「どこが一番いいか」は人によって違います。あなたが“放置しても続く”場所が正解です。

金融機関選びで疲れてしまう人は多いですが、ここは完璧を狙わなくて大丈夫です。

続けられる場所を決めることが、最初のゴールです。

ステップ2:つみたて投資枠の“対象商品”を知る

「投資って何を買えばいいの?」という不安は、ここで一気に減らせます。

なぜなら、つみたて投資枠は、対象商品があらかじめ整理されているからです。

対象が決まっている=迷いが減る

つみたて投資枠は、対象商品が決まっています。

金融庁のサイトには「つみたて投資枠対象商品」の一覧が掲載され、更新日も示されています。

迷う人ほど安全な順番:

  1. つみたて投資枠(対象商品の中)から選ぶ
  2. 慣れてきたら成長投資枠も検討する

“いきなり難しい選択”をしなくていいのが、つみたて投資枠の良さです。

選び方のコツ(難しい言葉は使いません)

おすすめは、次の3つだけ意識することです。

  • 分散されている(一つに偏っていない)
  • 長く続けやすい(値動きが大きすぎないほうが安心な人も多い)
  • コストが分かりやすい(「毎年どれくらいかかるか」が見える)

ここでの結論:「つみたて投資枠の対象」から選ぶだけで、選択肢は十分に絞れます。

迷いが減ると、続けやすさが一気に上がります。

ステップ3:成長投資枠は「目的で使う」

成長投資枠は、つみたて投資枠よりも幅広く選べる一方で、迷いも増えやすい枠です。

なので、使うなら「目的」を先に決めるのがコツです。

目的の例(これくらいでOK)

  • つみたてを続けながら、余裕があるときに追加で買いたい
  • 将来のために、少しだけ“上乗せ”したい
  • 積立だけだと物足りないので、別枠で運用したい

おすすめの順番:

成長投資枠は、「つみたてが習慣になってから」でも遅くありません。

焦って両方を一気に始めるより、「続く順番」で設計するほうが結果的にうまくいきやすいです。

成長投資枠を使うかどうかは、「やるべき」ではなく「あなたの家計に必要かどうか」で決めて大丈夫です。

ステップ4:金額は“気持ちよく続く額”

最後に一番大事なところです。

NISAは「上限まで使う人が正しい」ではありません。

気持ちよく続く金額こそが正解です。

続く金額の決め方(超シンプル)

  • 生活費が苦しくならない
  • 急な出費に対応できる現金がある
  • 値動きがあっても眠れる金額

“眠れる金額”チェック

  • 少し下がっても「まあ、長期だし」と思える
  • 毎日の値動きを見なくても平気
  • 家族に説明しても納得される(後ろめたさがない)

最初は少額でも十分です。

続けられた実績ができてから増やすほうが、失敗しにくいです。

今日の結論:上限よりも、あなたの生活に合う“続く額”を選んでください。

続く形にできた人が、NISAを上手に使える人です。

まとめ

  • 金融機関は1つ。最安より「続けやすさ」で選ぶ
  • 迷う人ほど、つみたて投資枠(対象商品)から始めると安心
  • 成長投資枠は「目的を決めて」必要なら上乗せする
  • 上限より“気持ちよく続く額”が最優先

次回(Day5)は最終回。あなたにとっての“正解の使い方”を、タイプ別に設計して行動チェックまで落とし込みます。

FAQ(3問)

Q1. 金融機関は途中で変えられる?

A. 年単位で変更は可能です。だからこそ、最初は「続けやすい場所」で始めるのが安心です。

Q2. 成長投資枠は最初から使うべき?

A. 必須ではありません。つみたてが習慣になってから、目的が出てきたら検討で十分です。

Q3. いくらから始めればいい?

A. 「家計が苦しくならず、値動きがあっても眠れる金額」から。小さく始めて調整するのが失敗しにくいです。

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