老後資金をつくるためにやるべきこと|まず最初にやるべき「見える化」

老後資金をつくるためにやるべきこと|まず最初にやるべき「見える化」

はじめに

「老後資金って、結局いくら必要なの?」
「今のままで足りるのか、足りないのかが分からない…」

中小企業の経営者も、会社員も、個人事業主も、フリーランスも、立場は違っても悩みは似ています。
忙しい毎日の中で、将来のことは後回しになりがち。でも、いざ考えようとすると不安が大きすぎて止まってしまう。

大丈夫です。老後資金は“気合い”ではなく、手順で整います。
Day1は、その手順の入口として、まず 「現状を見える化」 するところから始めます。

目次

  • 老後資金が不安になる本当の理由
  • まず決めるのは「いくら貯めるか」ではなく「いつまでに・何のために」
  • 5分でできる現状チェック(収入・支出・資産・負債)
  • “将来の生活費”をざっくり決める方法
  • Day2予告:増やす前にやるべき「守りの整え方」

本文

老後資金が不安になる本当の理由

老後資金の不安は、金額の大小よりも
「分からない」ことから生まれます。

  • いくら必要か分からない
  • 今どれくらい準備できているか分からない
  • 何から手をつければいいか分からない

だから、最初の一歩は「増やす」ではなく、見える化です。
見える化できると、やることが“現実的なタスク”になります。

まず決めるのは「いくら貯めるか」ではなく「いつまでに・何のために」

「老後資金=〇千万円」といった話を見て、焦る方は多いです。
でも、本来は人によって必要額が違います。

まずは次の2つだけ決めましょう。

  1. いつ頃から老後と考えるか(例:65歳、60歳など)
  2. どんな暮らしをしたいか(例:旅行は年1回、車は持つ、家は賃貸のまま等)

ここが決まると、必要なお金が“自分の生活に合った数字”になっていきます。

5分でできる現状チェック(ここから)

紙でもスマホのメモでもOKです。次をそのまま書き出してください。

①毎月の収入(手取りベースでざっくり)

  • 会社員:手取り月収+ボーナス(ざっくり月割り)
  • 経営者:役員報酬(手取り)+配当など
  • 個人事業主/フリーランス:平均の手取り(月のブレがあるなら“控えめ”に)

②毎月の支出(まずは大きいものだけ)

  • 住居費(家賃・住宅ローン)
  • 食費
  • 教育費(ある場合)
  • 保険(生命保険・医療など)
  • 通信費
  • 車(ローン・駐車場・保険・ガソリン)
  • その他(クレカの合計でもOK)

③いまの資産(ざっくりでOK)

  • 預金(普通・定期)
  • 投資(積立、株、投信など)
  • 退職金の見込み(分かれば)
  • 年金の見込み(分かれば)

④負債(借金・ローン)

  • 住宅ローン残高
  • 自動車ローン
  • 教育ローン
  • カード分割など

ここまで書くと、「何となくの不安」が「具体的な整理」に変わります。
これだけで、9割の人は前に進めます。

“将来の生活費”をざっくり決める方法(難しくしない)

老後資金の計算は、いきなり細かくしなくて大丈夫です。
まずはざっくりでOK。

おすすめはこのやり方です。

  • 今の支出(毎月) を見て
  • 老後に減りそうなもの(例:教育費、通勤費)を引き
  • 増えるかもしれないもの(例:医療、趣味)を少し足す

たとえば、今の支出が月30万円なら、
老後は 月22〜28万円くらい の範囲でまず仮置きしてOKです。

範囲で置くのがポイントです。
「正確に出せないから止まる」を防げます。

まとめ+要約

  • 老後資金の不安は「金額」より「分からない」ことから生まれる
  • 最初にやるべきは“増やす”ではなく 現状の見える化
  • 収入・支出・資産・負債をざっくり書き出すだけで、次の手が見える
  • 必要額は人それぞれ。まずは「いつから」「どんな暮らし」を決める
  • 老後の生活費は“正確さ”より“仮置き”で前に進める

FAQ(3問)

Q1. 忙しくて時間が取れません。最低限何をやればいい?

A. 今日やるのは「収入・支出・資産・負債」をざっくりメモするだけです。5分で十分です。細かさは後からでOKです。

Q2. 収入が不安定(自営業・フリーランス)でも作れますか?

A. 作れます。むしろ不安定な方ほど「控えめに平均を置く」「固定費を把握する」だけで安心感が増えます。Day2で“守り”の整え方を扱います。

Q3. 借金(ローン)があると老後資金は無理ですか?

A. 無理ではありません。重要なのは「残高」と「毎月いくら出ていくか」を見える化することです。返し方の順番だけで改善するケースも多いです。

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Day2予告(次回)

明日(Day2)は、増やす前に必ずやるべき 「守りの整え方」
特に、保険・固定費・税金・借入の考え方を、難しい言葉を使わずに整理します。