老後資金をつくるためにやるべきこと Day2|増やす前に「守り」を整える

老後資金をつくるためにやるべきこと|増やす前に「守り」を整える
はじめに
Day1では、老後資金づくりの第一歩として「現状の見える化」をしました。
収入・支出・資産・負債をざっくり書き出しただけでも、「何となくの不安」が少し整理されたはずです。
さて、ここから多くの人が「じゃあ投資を始めよう」「もっと稼ごう」と“攻め”に行きたくなります。
でも、実は順番が逆になりやすいポイントがあります。
老後資金づくりで先にやるべきは、増やすことではなく、減りにくくすること。
つまり、「守り」を整えることです。
守りが整うと、同じ収入でもお金が残りやすくなり、投資や貯蓄も“続く形”になります。
今日(Day2)は、難しい言葉を避けて、誰でも手をつけやすい「守りの整え方」を順番に整理します。
目次
- なぜ「守り」が先なのか(増やすより効果が出やすい)
- 守り①:固定費を下げる(最小の労力で最大の効果)
- 守り②:保険は「安心」ではなく「必要」で見直す
- 守り③:借入・ローンは“順番”で楽になる
- 守り④:税金・社会保険は「知らない損」を減らす
- 今日やることチェックリスト(15分でOK)
- Day3予告:実例でわかる「老後資金が増え始めた人の共通点」
本文
なぜ「守り」が先なのか(増やすより効果が出やすい)
守りを整えるメリットは、とてもシンプルです。
- 一度見直すと、効果が毎月ずっと続く
- 収入を増やすより、短時間で結果が出やすい
- 投資の前に家計が安定して、途中で挫折しにくい
たとえば、毎月の固定費が3,000円下がるだけでも、年間だと36,000円。
10年続けば36万円です。これが「守りの強さ」です。
そして多くの人は、投資や副業で増やすことは頑張れるのに、
固定費や保険の見直しは「面倒」で放置しがちです。
でも、老後資金づくりはマラソンです。
マラソンは、無理なダッシュより、呼吸が乱れないペース作りが勝ちます。
守り①:固定費を下げる(最小の労力で最大の効果)
固定費は「毎月自動で出ていくお金」です。
ここが下がると、何もしなくても毎月お金が残りやすくなります。
見直しやすい順番はこれです(上から優先)。
1)通信費(スマホ・ネット)
固定費の中で、比較的カンタンに下がりやすいのが通信費です。
「何年も同じプランのまま」の人は、見直すだけで月2,000〜5,000円変わることもあります。
- 使っていないオプションが付いていないか
- データ容量が合っているか(余っていないか)
- 家のネットとセット割が使えるか
2)サブスク(使っていないのに払っているもの)
「使っていないのに、毎月引き落とされている」代表です。
動画、音楽、クラウド、アプリ、オンライン学習など、気づくと増えます。
おすすめは、クレカ明細を見て、毎月の定額だけチェックすること。
「これ、最後にいつ使った?」で判断できます。
3)車・保険・住居(大きいが手間もある)
ここは金額が大きい分、効き目も大きいです。
ただし、生活に直結するので無理はしません。
- 車:本当に2台必要か、保険の内容は過剰でないか
- 住居:更新タイミング、借り換え、住み替えの検討余地
- 各種保険:次の「守り②」でやります
ポイントは、固定費を「削る」ではなく、最適化することです。
生活の満足度を落とさず、ムダだけ落とすのが理想です。
守り②:保険は「安心」ではなく「必要」で見直す
保険は、やさしい言葉で言うと、「大きな出費が起きた時の備え」です。
でも実際は、「不安を消したい」気持ちで増えやすいのも保険です。
ここで大事なのは、保険をゼロにすることではありません。
必要なものを、必要な分だけに整えることです。
まず確認したい3つ
- 誰のための保険か(家族を守る? 自分の生活を守る?)
- いくら必要か(毎月の生活費×何ヶ月分?)
- いつまで必要か(子どもが独立するまで? 住宅ローンが終わるまで?)
たとえば「子どもが小さいので万一が心配」という場合でも、
必要なのは「一生分の保険」ではなく、必要な期間だけの備えで十分なことが多いです。
また、保険は内容が難しく見えますが、見るポイントはシンプルです。
- 毎月いくら払っているか
- 何が起きたら、いくら受け取れるか
- いつまで払うか、いつまで保障か
もし保険が多すぎて分からない場合は、
「保険料の合計」と「保障の目的」だけ整理するだけでも十分前進です。
守り③:借入・ローンは“順番”で楽になる
借入があると「老後資金は無理かも」と感じやすいですが、
実際は、返し方の順番でラクになることが多いです。
まずは、借入を3つに分けて考えます。
- 金利が高いもの(カード分割、リボ、消費者金融など)
- 金利が中くらいのもの(自動車ローンなど)
- 金利が低いもの(住宅ローンなど)
基本は、金利が高いものから優先です。
金利が高い借入は、放っておくほど出ていくお金が増えます。
そして、返済の負担を減らすために次の2つを確認します。
- 繰り上げ返済をするより先に、生活防衛費(数ヶ月分の生活費)があるか
- 借り換えで金利や月額が下がる余地があるか
ここは「最適な答え」が人によって変わります。
だからこそ、まずは金利・残高・毎月返済額を表にするだけでも、判断がしやすくなります。
守り④:税金・社会保険は「知らない損」を減らす
税金や社会保険は、難しく見えます。
でもここで大事なのは、「完璧に理解する」ことではありません。
今日の目的は、たった一つ。
知らないまま損している状態を減らすことです。
立場によってポイントが変わりますが、共通して意識したいのは次の考え方です。
- 「使える制度があるかもしれない」と知る
- 年に1回でいいので、まとめて確認する日を作る
- 分からない部分は、相談してショートカットする
特に経営者・個人事業主・フリーランスは、
「知らない=そのまま払いすぎ」になりやすい分野です。
ここで無理に難しい話を詰め込むより、
Day2では、まず「確認する習慣」を作ることを最優先にします。
今日やることチェックリスト(15分でOK)
全部やらなくて大丈夫です。できるところからでOK。
- クレカ明細を見て、毎月の定額(サブスク)を3つ書き出す
- スマホ料金プランを開いて「データ容量」「オプション」を確認する
- 保険料の合計(月いくらか)だけメモする
- 借入がある人は「金利・残高・月返済」を1行でメモする
- 年に1回「税金・社会保険の確認日」をカレンダーに入れる
守りは、派手さはないですが、確実に効きます。
そして何より、守りが整うと「増やす」行動が焦りではなく、落ち着いてできるようになります。
まとめ+要約
- 老後資金づくりは、増やす前に「守り」を整えると続きやすい
- 固定費は一度見直すと効果が毎月続く(通信費・サブスクから)
- 保険は「安心」ではなく「必要」で整理するとムダが減る
- 借入は金利が高いものから優先し、順番で負担が変わる
- 税金・社会保険は“完璧理解”より「知らない損」を減らす意識が大切
FAQ(3問)
Q1. 固定費を削ると生活の満足度が下がりませんか?
A. 「削る」より「最適化」です。まずは通信費や使っていないサブスクのように、満足度を落とさずに減らせるところから始めるのがコツです。
Q2. 保険を見直すのが怖いです。何を基準に考えればいい?
A. 「誰のため」「いくら必要」「いつまで必要」の3つです。ここが決まると、必要以上に持ちすぎているかどうかが見えやすくなります。
Q3. 税金の話が難しくて避けてしまいます。
A. 完璧に理解しなくて大丈夫です。「確認する日を作る」「分からないところは相談する」だけでも、知らない損を減らせます。
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Day3予告(次回)
明日(Day3)は、実例でわかる「老後資金が増え始めた人の共通点」。
会社員・経営者・フリーランスそれぞれのケースで、何を変えると前に進むのかを具体的に紹介します。