組織向けTOP10 2026—中小企業が優先すべき“守りの順番”

組織向けTOP10 2026—中小企業が優先すべき“守りの順番”
はじめに
組織向けは順位が付いています。
つまり「まずここから潰してね」というメッセージでもあります。
1. 組織向けTOP10(2026)
IPAの組織向けTOP10はこちらです。
- ランサム攻撃による被害
- サプライチェーンや委託先を狙った攻撃
- AIの利用をめぐるサイバーリスク(初選出)
- システムの脆弱性を悪用した攻撃
- 機密情報を狙った標的型攻撃
- 地政学的リスクに起因するサイバー攻撃(情報戦を含む)
- 内部不正による情報漏えい等
- リモートワーク等の環境や仕組みを狙った攻撃
- DDoS攻撃(分散型サービス妨害攻撃)
- ビジネスメール詐欺
2. 中小企業向け:優先順位の付け方(おすすめはこの順)
全部は無理です。だから順番が大事です。
優先①:止まると致命傷のもの(ランサム対策)
ランサムは「データを人質にして金銭を要求」するタイプで、業務停止が痛いです。
まずやることは3つだけ。
- バックアップ(別の場所に/世代管理)
- 復旧テスト(戻せるか確認)
- 侵入の入口を減らす(更新、不要な公開停止、強いログイン)
優先②:外注・SaaS・取引先経由(サプライチェーン対策)
委託先や取引先が狙われ、自社も巻き込まれるケース。
中小企業ができる“現実的ライン”は、
- 重要データは渡す量を減らす(最小限)
- 共有は期限付き・権限最小
- 外注先に最低限確認(2段階ログイン、端末更新、退職時の権限削除)
優先③:更新・設定の穴(脆弱性対策)
「システムの穴(更新不足など)を突く攻撃」が4位です。
難しい仕組みを入れる前に、まずは
- OS/ブラウザ/業務ソフトの自動更新をON
- 使ってないアカウント・機器・公開ポートを減らす
- 管理者権限を必要最小限
3. “明日から”できる実装例(小さく始める)
-
社内ルールを「3つ」に絞る
- 重要アカウントは2段階ログイン
- 添付ファイル・リンクは“確認してから”
- 端末更新は放置しない
- “誰が何をやるか”を決める(社長1人でもOK)
まとめ
- 組織向けは順位があり、上から順に潰すのが効率的。
- 中小企業はまずランサム対策(バックアップ)→外部経由→更新の順が安全。
要約
組織向けTOP10は、ランサム攻撃、外部経由(サプライチェーン)、AI利用リスク、更新不足を狙う攻撃、標的型攻撃、 地政学的リスクに起因する攻撃、内部不正、リモートワーク狙い、DDoS、ビジネスメール詐欺などが並びます。 中小企業は全部を一気にやるより、業務停止を防ぐランサム対策、外注・SaaS経由の見直し、更新と権限管理から順に整えるのが現実的です。
FAQ(3問)
Q1. バックアップってクラウド保存だけでいい?
A. “戻せるか”が大事です。世代管理や復旧テストまでやって初めて安心です。
Q2. 標的型攻撃は大企業だけでは?
A. 取引先になりすましたメールなどは規模を問いません。小さな会社が踏み台になることもあります。
Q3. DDoSは対策が高そう…
A. 自社サイトの重要度次第です。まずは利用しているサービス(ホスティング/CDN等)の標準機能と、連絡手順の整備から始めるのが現実的です。
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