組織向けTOP10 2026—中小企業が優先すべき“守りの順番”

組織向けTOP10 2026—中小企業が優先すべき“守りの順番”

参考:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」

はじめに

組織向けは順位が付いています。
つまり「まずここから潰してね」というメッセージでもあります。

1. 組織向けTOP10(2026)

IPAの組織向けTOP10はこちらです。

  1. ランサム攻撃による被害
  2. サプライチェーンや委託先を狙った攻撃
  3. AIの利用をめぐるサイバーリスク(初選出)
  4. システムの脆弱性を悪用した攻撃
  5. 機密情報を狙った標的型攻撃
  6. 地政学的リスクに起因するサイバー攻撃(情報戦を含む)
  7. 内部不正による情報漏えい等
  8. リモートワーク等の環境や仕組みを狙った攻撃
  9. DDoS攻撃(分散型サービス妨害攻撃)
  10. ビジネスメール詐欺

参考:IPAプレスリリース(2026年1月29日)

2. 中小企業向け:優先順位の付け方(おすすめはこの順)

全部は無理です。だから順番が大事です。

優先①:止まると致命傷のもの(ランサム対策)

ランサムは「データを人質にして金銭を要求」するタイプで、業務停止が痛いです。
まずやることは3つだけ。

  • バックアップ(別の場所に/世代管理)
  • 復旧テスト(戻せるか確認)
  • 侵入の入口を減らす(更新、不要な公開停止、強いログイン)

優先②:外注・SaaS・取引先経由(サプライチェーン対策)

委託先や取引先が狙われ、自社も巻き込まれるケース。
中小企業ができる“現実的ライン”は、

  • 重要データは渡す量を減らす(最小限)
  • 共有は期限付き・権限最小
  • 外注先に最低限確認(2段階ログイン、端末更新、退職時の権限削除)

優先③:更新・設定の穴(脆弱性対策)

「システムの穴(更新不足など)を突く攻撃」が4位です。
難しい仕組みを入れる前に、まずは

  • OS/ブラウザ/業務ソフトの自動更新をON
  • 使ってないアカウント・機器・公開ポートを減らす
  • 管理者権限を必要最小限

3. “明日から”できる実装例(小さく始める)

  • 社内ルールを「3つ」に絞る
    1. 重要アカウントは2段階ログイン
    2. 添付ファイル・リンクは“確認してから”
    3. 端末更新は放置しない
  • “誰が何をやるか”を決める(社長1人でもOK)

まとめ

  • 組織向けは順位があり、上から順に潰すのが効率的
  • 中小企業はまずランサム対策(バックアップ)→外部経由→更新の順が安全。

要約

組織向けTOP10は、ランサム攻撃、外部経由(サプライチェーン)、AI利用リスク、更新不足を狙う攻撃、標的型攻撃、 地政学的リスクに起因する攻撃、内部不正、リモートワーク狙い、DDoS、ビジネスメール詐欺などが並びます。 中小企業は全部を一気にやるより、業務停止を防ぐランサム対策、外注・SaaS経由の見直し、更新と権限管理から順に整えるのが現実的です。

FAQ(3問)

Q1. バックアップってクラウド保存だけでいい?

A. “戻せるか”が大事です。世代管理や復旧テストまでやって初めて安心です。

Q2. 標的型攻撃は大企業だけでは?

A. 取引先になりすましたメールなどは規模を問いません。小さな会社が踏み台になることもあります。

Q3. DDoSは対策が高そう…

A. 自社サイトの重要度次第です。まずは利用しているサービス(ホスティング/CDN等)の標準機能と、連絡手順の整備から始めるのが現実的です。

📩 あなたの状況に合わせた具体的なアドバイスが欲しい方は、 LINEで相談するから気軽にご相談ください。

出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」