CSVを「売上・継続・紹介」につなげる応用テクニック — やることを増やさず伸ばす方法

CSVを「売上・継続・紹介」につなげる応用テクニック — やることを増やさず伸ばす方法
はじめに
Day3では、CSVは「小さく始めて伸ばす」のが成功しやすいこと、そして30日で回すミニ実験の手順をお伝えしました。
ここで次に出てくるのが、現場の本音です。
- 良いことをしているのに、売上に直結しない
- 続けるほど忙しくなって、逆に苦しくなる
- 価値が伝わらず「結局、価格の話」になってしまう
そこでDay4は、CSVを“活動”で終わらせず、売上・継続・紹介につなげる応用です。
ポイントは、やることを増やすことではありません。
「つながり方」を変えるだけで、同じ取り組みが成果に変わりやすくなります。
目次(トピッククラスタ形式)
- テクニック1:価値の伝え方を「商品」から「変化」に変える
- テクニック2:価格の主導権を握る「基準づくり」
- テクニック3:続く仕組み=“運用が軽い”設計にする
- テクニック4:紹介が自然に生まれる「一言の仕掛け」
- テクニック5:CSVを“選ばれる理由”として固定する(言葉の型)
- 明日(Day5):まとめと、あなた専用の次の一手
テクニック1:価値の伝え方を「商品」から「変化」に変える
CSVが売上につながりにくい一番の理由は、相手の頭の中で「それ、で結局何が良くなるの?」が残るからです。
そこで使うのが、変化(Before→After)の伝え方です。
型:「以前は_____で困っていたが、今は_____になった」
例:以前は月末の承認が遅れて残業だったが、今は当日中に処理が終わる。
すぐ使える言い換えリスト
- 「高品質」→「やり直しが減って、時間とコストが浮く」
- 「丁寧」→「不安が減って、判断が早くなる」
- 「早い」→「仕事が止まらず、現場が回る」
- 「サポート」→「困ったときに迷わず相談できる」
この変化の言葉がそろうと、CSVは“良いこと”から“欲しい価値”に変わります。
結果、価格の話をする前に、相手の納得が増えます。
テクニック2:価格の主導権を握る「基準づくり」
CSVは、価値が伝わるほど「じゃあ、いくら?」の話になります。
ここで主導権を握れないと、値下げや単発化が起きやすいです。
主導権を握るコツは、“価格の理由”を先に用意することです。
価格の理由は「相手の得」で説明する
型:「この費用で、_____が減り(または増え)、結果として_____が守れます」
例:この月額で、手戻りと残業が減り、年間の人件費とストレスが守れます。
値下げ交渉を減らす“基準”の作り方
相手が値下げを言うときは、「比較の軸」が価格しかないことが多いです。
そこで、比較の軸をこちらが作ります。
| 比較軸 | 言い方の例 |
|---|---|
| 時間 | 「何時間浮くか」で考えると、月額の見え方が変わります |
| ミス・手戻り | ミス1回の損(やり直し+信用)を基準にします |
| 不安 | 判断が早くなる=不安が減る、を価値に入れます |
| 継続性 | 「続く形」だから結果が積み上がります |
価格は“正解”が1つではありません。
ただし、比較軸を作れると、価格は「ただの数字」から「意味のある投資」になります。
テクニック3:続く仕組み=“運用が軽い”設計にする
CSVが失速するのは、良いことをしようとして運用が重くなるときです。
そこで、続く仕組みにするコツは1つ。
「手間が増える場所」を先に見つけて、軽くする。
運用が軽くなる3つの工夫
- テンプレ化:報告文、提案文、チェック項目を固定して迷いを減らす
- まとめる:毎回対応ではなく、週1・月1など“まとめ処理”にする
- 境界線:無料でどこまで/有料はどこから、を先に決める
続けられない取り組みは、どれだけ良くても結果が積み上がりません。
CSVは「良いことをする」より、「良いことが続く形にする」が大切です。
テクニック4:紹介が自然に生まれる「一言の仕掛け」
紹介が起きるのは、相手が「これ、誰かにも教えたい」と思ったときです。
でも、多くの会社は紹介を“お願い”で終わらせます。
紹介が増えるのは、お願いより、思い出してもらう仕掛けです。
紹介が生まれやすい一言(そのまま使えます)
- 「もし周りに同じことで困っている方がいたら、今日の話だけでも共有してあげてください」
- 「“こういう困りごと”がある人には相性がいいので、思い当たったら一度だけ声をかけてみてください」
- 「紹介じゃなくても大丈夫です。困っている人がいたら“こんな選択肢がある”と伝えるだけで助かります」
ここでのコツは、紹介を“営業”にしないことです。
「困っている人を助ける」という文脈に乗せると、CSVと相性が良く、自然に広がります。
テクニック5:CSVを“選ばれる理由”として固定する(言葉の型)
CSVが強いのは、「この会社を選ぶ理由」が言葉になりやすいからです。
逆に言うと、言葉になっていないと、相手には伝わりません。
そこで最後に、どんな業種でも使いやすい「言葉の型」を置いておきます。
選ばれる理由の型(コピー用)
私たちは_____(対象)の_____(困りごと)を、_____(強み)で解決します。
その結果、_____(変化)が起き、_____(相手の得)が守られます。
そしてこの取り組みを、_____(収益の形)として続けられる形にしています。
この型を、ホームページの冒頭・提案書の1枚目・SNSの固定投稿などに入れるだけでも、反応は変わります。
“良いことをしている”が、“選ばれる理由”に変わるからです。
明日(Day5):まとめと、あなた専用の次の一手
Day5では、この5日間をまとめた上で、あなたの状況に合わせて「次の一手」を決めるための整理をします。
「結局、うちは何から始めれば一番早い?」を、迷わず決められる形にします。
まとめ+要約
- CSVを成果につなげる鍵は、やることを増やすのではなく「つながり方」を変えること
- 価値は「商品」ではなく「変化(Before→After)」で伝えると売上につながりやすい
- 価格は「時間・ミス・不安・継続性」など比較軸を作ると主導権を握りやすい
- 続けるには運用を軽くする(テンプレ化・まとめる・境界線)
- 紹介はお願いではなく「思い出してもらう一言」で自然に増える
FAQ(3問)
Q1. “変化(Before→After)”がうまく言語化できません。
A. まずは「時間」「ミス」「不安」「手戻り」のどれか1つで言葉にしてみてください。たとえば“時間が浮く”“ミスが減る”は多くの業種で使えます。
Q2. 価格の話をすると、相手が引いてしまいそうで怖いです。
A. 価格の前に「比較軸(時間・ミス・不安)」を作るのがコツです。価格だけが単独で出ると高く見えますが、守れるものが見えると納得が増えます。
Q3. 運用が重くならないか不安です。
A. 最初に「無料はここまで/有料はここから」を決め、対応をテンプレ化してください。運用が重いところが見えたら、提供内容を減らすのが正解です。
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