フィッシングメールとランサムウェアが増える今、まず“守るべき順番”を決めよう

Day1:フィッシングメールとランサムウェアが増える今、まず“守るべき順番”を決めよう
はじめに
最近、「請求書の確認」「配送不在」「アカウント停止」など、それっぽいメールが増えています。
しかも厄介なのは、気を付けている人ほど“忙しい瞬間”に引っかかることです。
実際、フィッシングの報告は増減しながらも高い水準が続いていて、2026年1月は報告件数が202,350件と公表されています。(参考:フィッシング対策協議会 月次報告)
さらにランサムウェア(データを人質にお金を要求する攻撃)も、中小企業を狙う傾向が強いと警察庁も注意喚起しています。(参考:警察庁 注意喚起)
このシリーズでは「何をどの順番で気を付ければ、実際に被害を減らせるか」を、今日からできる形に落とし込みます。
本文
まず知っておきたい“攻撃の流れ”
多くの被害は、だいたいこの順番です。
- メールやSMSでだます(偽サイト・偽請求・添付ファイル)
- IDとパスワードを盗む(入力させる/PCに仕込む)
- 社内に入り込む(クラウド、メール、共有フォルダ)
- データを盗む or 暗号化して止める(ランサムウェア等)
- お金・情報で脅す(身代金/取引先へのばらまき)
つまり、入口は「メール1通」でも、出口は「業務停止」になり得ます。
被害が大きくなる会社・人の共通点
- パスワードが使い回し(1個漏れると芋づる式)
- 2段階認証を“面倒”で切っている
- バックアップが1つだけ、または復元したことがない
- “確認のルール”が人任せ(最後は根性で判断)
ここを押さえるだけで、被害の確率が目に見えて下がります。
最初に整えるべき「3つの土台」
土台①:2段階認証(できれば認証アプリ)を“全部”ON
メール、クラウド(Google/Microsoft)、会計、EC、SNS管理…
攻撃者は「メール」から入ることが多いので、まずメールが最優先です。
土台②:パスワードを“使い回さない仕組み”にする
おすすめは「パスワード管理アプリ」。
覚えるのは“1つ”だけにして、他は自動で強くするのが現実的です。
土台③:バックアップは“別の場所”に、復元テストまで
バックアップが同じPCや同じ共有フォルダにあると、一緒にやられます。
そして一番大事なのは「戻せるか試す」ことです。
今日できるチェック(10分)
- メールに2段階認証 → ON
- 主要サービスのログイン履歴 → 不審がないか確認
- バックアップ → 場所が別か/戻せるか
- 社内・家族で合言葉 → 「振込やログインの依頼は、別手段で確認」
まとめ+要約
- 攻撃は「だます→盗む→入り込む→止める」の流れで進みます
- 最初にやるべきは 2段階認証/パスワード使い回し対策/バックアップ
- “気を付ける”より、“仕組みで守る”が強い
FAQ(3問)
Q1. GmailやMicrosoftのメールだけ守れば十分?
A. まずは最優先ですが、同じメールで登録しているサービスも見直してください。メールが取られるとリセットで全部持っていかれます。
Q2. 2段階認証はSMSでもいい?
A. できれば認証アプリが安心です。SMSが使えない環境もあるので、複数の方法を設定しておくと安全です。
Q3. バックアップは外付けHDDだけでOK?
A. “それだけ”だと危険です。外付けも暗号化の対象になることがあります。別の場所(クラウドや保管先)も組み合わせましょう。
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