事業継続力強化計画(ジギョケイ)で整理することを、やさしく解説します

事業継続力強化計画(ジギョケイ)で整理することを、やさしく解説します

「興味はあるけれど、何を書けばいいのかわからない」
ジギョケイで止まりやすいのは、この部分です。

ですが実際には、特別な作文力よりも、自社のリスクを順番に整理することが大切です。中小企業庁の手引きでも、5つのステップで考える流れが示されています。

今日は、申請の前に押さえておきたい中身を、難しい言葉を避けて整理します。

目次

  1. 計画の目的を決める
  2. 自社のリスクを確認する
  3. 初動対応を決める
  4. ヒト・モノ・カネ・情報を守る
  5. 訓練と見直しまで考える

本文

1. 計画の目的を決める

最初に大切なのは、「なぜこの計画をつくるのか」を明確にすることです。
中小企業庁の手引きでも、まず目的を考えることが重要だとされています。

たとえば、

  • 従業員と家族の安全を守りたい
  • 主要取引先への供給を止めたくない
  • 売上の落ち込みを最小限にしたい
  • できるだけ早く再開できる体制を整えたい

このように目的がはっきりすると、その後の内容も書きやすくなります。

2. 自社のリスクを確認する

次に行うのが、拠点ごとのリスク確認です。
手引きでは、ハザードマップなどを活用して、事業を行う拠点の災害等リスクを確認し、被害想定を行うことが案内されています。

たとえば、

  • 事務所は浸水しやすい地域か
  • 倉庫や工場は停電時にどんな影響があるか
  • サーバー停止で業務がどこまで止まるか
  • 代表者しか把握していない業務がないか

ここが曖昧だと、対策も曖昧になります。
逆に、被害の想定が具体的だと、必要な備えが見えてきます。

3. 初動対応を決める

災害発生直後に混乱しないためには、初動対応の整理が重要です。
手引きでは、人命の安全確保、緊急時体制の構築、被害状況の把握や情報共有などが求められています。

たとえば、

  • 従業員の安否確認はどうするか
  • 誰が何を判断するか
  • 取引先には誰が連絡するか
  • SNSやホームページでの発信はどうするか

最初の数時間で動き方が決まっているかどうかで、被害の広がり方は大きく変わります。

4. ヒト・モノ・カネ・情報を守る

ジギョケイでは、対策を4つの視点で整理する考え方が基本です。
それが、ヒト、モノ、カネ、情報です。

ヒト

従業員の安全、代替要員、連絡体制

モノ

設備、在庫、建物、電源、仕入先

カネ

緊急時の資金繰り、保険、融資対応

情報

顧客データ、会計データ、バックアップ、サイバー対策

この4つで見ると、自社の抜け漏れに気づきやすくなります。

5. 訓練と見直しまで考える

計画は、作って終わりではありません。
手引きでも、平時の推進体制、訓練、見直しが大切だとされ、年に一回以上の訓練や教育の実施も示されています。

つまり、認定そのものがゴールではなく、使える状態にしておくことが本当の目的です。

まとめ

事業継続力強化計画は、難しい制度のように見えて、実際には

  • 何を守るか決める
  • どんなリスクがあるか確認する
  • 緊急時の動きを決める
  • ヒト・モノ・カネ・情報を守る
  • 訓練して見直す

この流れで考える制度です。
順番に整理すれば、無理なく進めやすくなります。

FAQ

Q1. ハザードマップは必ず確認したほうがいいですか?

はい。手引きでも、拠点のリスク確認にハザードマップ等の活用が案内されています。

Q2. 小規模事業者でも取り組む意味はありますか?

あります。むしろ少人数の会社ほど、代表者や特定社員に依存しやすく、止まった時の影響が大きいため、整理の効果が出やすいです。

Q3. 計画は一度作れば終わりですか?

いいえ。訓練や見直しを継続することが重要です。

📩 自社の場合は何を整理すればよいのか知りたい方は、LINEで相談するからご相談ください。業種や事業内容に合わせて、申請支援の前提で整理のお手伝いをします。