
iDeCoの始め方をやさしく解説(金融機関選び・商品選び・掛金の決め方)
はじめに
iDeCoは、始めることより“続けられる形にすること”が大事です。
ここで焦ると、後から「こんなはずじゃ…」になりやすいです。
ステップ1:まず自分の上限を確定
最初にやることは、商品選びでも、金融機関選びでもありません。
「自分はいくらまで積み立てできるのか」を確定させることです。
上限は、立場(会社員/自営業/主婦など)と、会社員の場合は会社の制度(企業年金の有無)で決まります。
例(目安):
- 自営業:最大 68,000円/月(差し引きあり)
- 会社員:23,000円 または 20,000円/月(条件あり)
- 主婦(主夫):23,000円/月
※上限は“ここまで積める”という話で、上限まで積む必要はありません。
まず上限が分かると、次の比較(金融機関や商品)がブレません。
逆に、上限が曖昧なまま商品を見始めると、情報が多すぎて疲れやすいです。
ステップ2:金融機関選びのチェックポイント
iDeCoは、どこ(どの金融機関)で始めるかで、手数料や運用商品の選択肢が変わります。
ここで大事なのは、「最安だけ」ではなく、あなたが続けやすいかです。
チェックポイントは3つで十分
- ① 口座管理手数料(毎月いくら)
- ② 商品ラインナップ(自分が理解できるものがあるか)
- ③ サポート(サイトの分かりやすさ・問い合わせの安心感)
判断のコツ:「よく分からないまま続ける」のが一番ストレスになります。
“わかる範囲で選べる”金融機関を優先すると、結果的に長続きしやすいです。
特に、口座管理手数料は、毎月固定でかかることがあるため、長期だと効いてきます。
一方で、手数料が低くても「管理画面が見づらい」「商品が理解できない」だと、続けるのがしんどくなることがあります。
あなたの性格に合うかどうかも、立派な比較ポイントです。
ステップ3:商品選び(迷いを減らすコツ)
iDeCoは、口座を作ったあとに運用商品(何で増やすか)を選びます。
ここで完璧を目指すと、だいたい迷子になります。
なので、迷いを減らすルールを先に決めましょう。
迷いを減らす3つのルール
- ルール1:よく分からない商品は選ばない
- ルール2:最初は“分散”を意識(1つに賭けない)
- ルール3:途中で見直せる前提で、完璧を求めない
大事な考え方:「最初の選択」よりも「長く続けて、必要に応じて見直す」ほうが現実的です。
※運用商品の見直し(配分変更など)は制度上できるため、最初から100点を狙わなくて大丈夫です。
たとえば、投資信託でも種類が多く、名前だけで判断しようとすると混乱します。
まずは「自分が説明できる商品だけ」に絞って、その中で分散していくほうが、安心して続けられます。
ステップ4:掛金は「気持ちよく続く額」で
ここが一番大事です。
iDeCoは「上限までやる人が勝ち」ではありません。
“途切れずに続く人”が強いです。
掛金の決め方(超シンプル)
- まずは家計の中で「毎月なくなっても困らない額」を探す
- その中で「続けてもストレスがない額」を選ぶ
- 余裕が出たら、あとから増やす(最初から無理しない)
“続く額”の目安チェック
- 払っても生活がギリギリにならない
- 急な出費があっても、貯金で吸収できる
- 家族に説明しても納得される(後ろめたさがない)
読者タイプ別のざっくり指針
中小企業経営者・個人事業主
月の波があるなら、低めスタート → 余裕のある月に増額を検討が安心です。
「固定で高い額」にすると、売上が落ちたときに精神的な負担になりやすいです。
会社員
ボーナス頼みより、毎月の安定額で設計すると続きやすいです。
「いつの間にかボーナスが減って拠出が苦しい」が起きにくくなります。
主婦(主夫)
家計の中で、iDeCoを「先取り貯金」と同じ位置づけにするのがコツです。
夫婦で役割分担(老後は誰がどれだけ準備するか)を軽く話しておくと、後からのモヤモヤが減ります。
今日の結論:上限よりも「ストレスなく続くか」を最優先にしてください。
iDeCoは長期戦なので、メンタル的にラクな設計が最終的に勝ちやすいです。
まとめ
- 先に上限を確定し、次に金融機関・商品を選ぶのが順番
- 迷ったら「手数料」「分かりやすさ」「続けやすさ」の3点で比較
- 掛金は上限より“継続”重視
次回(Day5)は、iDeCoを「あなたにとっての正解の使い方」に落とし込む最終回です(NISAとの考え分け・落とし穴・行動チェック)。
FAQ(3問)
Q1. 金融機関は途中で変えられる?
A. 可能ですが手続きがあるため、最初に比較しておくとラクです。変更の可否や流れは加入先の案内に従ってください。
Q2. 商品は途中で変えられる?
A. 変更できます。まずは理解できる範囲から始めて、必要に応じて見直す前提でOKです。
Q3. 掛金は途中で変えられる?
A. 多くの場合、変更手続きが可能です。家計の変化に合わせて“続く形”へ調整しましょう。
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