iDeCoの始め方をやさしく解説(金融機関選び・商品選び・掛金の決め方)

iDeCoの始め方をやさしく解説(金融機関選び・商品選び・掛金の決め方)

Day4:失敗しない始め方(金融機関選び・商品選び・“続く”金額設計)

はじめに

iDeCoは、始めることより“続けられる形にすること”が大事です。

ここで焦ると、後から「こんなはずじゃ…」になりやすいです。

ステップ1:まず自分の上限を確定

最初にやることは、商品選びでも、金融機関選びでもありません。

「自分はいくらまで積み立てできるのか」を確定させることです。

上限は、立場(会社員/自営業/主婦など)と、会社員の場合は会社の制度(企業年金の有無)で決まります。

例(目安):

  • 自営業:最大 68,000円/月(差し引きあり)
  • 会社員:23,000円 または 20,000円/月(条件あり)
  • 主婦(主夫):23,000円/月

※上限は“ここまで積める”という話で、上限まで積む必要はありません。

まず上限が分かると、次の比較(金融機関や商品)がブレません。

逆に、上限が曖昧なまま商品を見始めると、情報が多すぎて疲れやすいです。

ステップ2:金融機関選びのチェックポイント

iDeCoは、どこ(どの金融機関)で始めるかで、手数料や運用商品の選択肢が変わります。

ここで大事なのは、「最安だけ」ではなく、あなたが続けやすいかです。

チェックポイントは3つで十分

  • ① 口座管理手数料(毎月いくら)
  • ② 商品ラインナップ(自分が理解できるものがあるか)
  • ③ サポート(サイトの分かりやすさ・問い合わせの安心感)

判断のコツ:「よく分からないまま続ける」のが一番ストレスになります。

“わかる範囲で選べる”金融機関を優先すると、結果的に長続きしやすいです。

特に、口座管理手数料は、毎月固定でかかることがあるため、長期だと効いてきます。

一方で、手数料が低くても「管理画面が見づらい」「商品が理解できない」だと、続けるのがしんどくなることがあります。

あなたの性格に合うかどうかも、立派な比較ポイントです。

ステップ3:商品選び(迷いを減らすコツ)

iDeCoは、口座を作ったあとに運用商品(何で増やすか)を選びます。

ここで完璧を目指すと、だいたい迷子になります。

なので、迷いを減らすルールを先に決めましょう。

迷いを減らす3つのルール

  • ルール1:よく分からない商品は選ばない
  • ルール2:最初は“分散”を意識(1つに賭けない)
  • ルール3:途中で見直せる前提で、完璧を求めない

大事な考え方:「最初の選択」よりも「長く続けて、必要に応じて見直す」ほうが現実的です。

※運用商品の見直し(配分変更など)は制度上できるため、最初から100点を狙わなくて大丈夫です。

たとえば、投資信託でも種類が多く、名前だけで判断しようとすると混乱します。

まずは「自分が説明できる商品だけ」に絞って、その中で分散していくほうが、安心して続けられます。

ステップ4:掛金は「気持ちよく続く額」で

ここが一番大事です。

iDeCoは「上限までやる人が勝ち」ではありません。

“途切れずに続く人”が強いです。

掛金の決め方(超シンプル)

  • まずは家計の中で「毎月なくなっても困らない額」を探す
  • その中で「続けてもストレスがない額」を選ぶ
  • 余裕が出たら、あとから増やす(最初から無理しない)

“続く額”の目安チェック

  • 払っても生活がギリギリにならない
  • 急な出費があっても、貯金で吸収できる
  • 家族に説明しても納得される(後ろめたさがない)

読者タイプ別のざっくり指針

中小企業経営者・個人事業主

月の波があるなら、低めスタート → 余裕のある月に増額を検討が安心です。

「固定で高い額」にすると、売上が落ちたときに精神的な負担になりやすいです。

会社員

ボーナス頼みより、毎月の安定額で設計すると続きやすいです。

「いつの間にかボーナスが減って拠出が苦しい」が起きにくくなります。

主婦(主夫)

家計の中で、iDeCoを「先取り貯金」と同じ位置づけにするのがコツです。

夫婦で役割分担(老後は誰がどれだけ準備するか)を軽く話しておくと、後からのモヤモヤが減ります。

今日の結論:上限よりも「ストレスなく続くか」を最優先にしてください。

iDeCoは長期戦なので、メンタル的にラクな設計が最終的に勝ちやすいです。

まとめ

  • 先に上限を確定し、次に金融機関・商品を選ぶのが順番
  • 迷ったら「手数料」「分かりやすさ」「続けやすさ」の3点で比較
  • 掛金は上限より“継続”重視

次回(Day5)は、iDeCoを「あなたにとっての正解の使い方」に落とし込む最終回です(NISAとの考え分け・落とし穴・行動チェック)。

FAQ(3問)

Q1. 金融機関は途中で変えられる?

A. 可能ですが手続きがあるため、最初に比較しておくとラクです。変更の可否や流れは加入先の案内に従ってください。

Q2. 商品は途中で変えられる?

A. 変更できます。まずは理解できる範囲から始めて、必要に応じて見直す前提でOKです。

Q3. 掛金は途中で変えられる?

A. 多くの場合、変更手続きが可能です。家計の変化に合わせて“続く形”へ調整しましょう。

📩 あなたの状況に合わせた具体的なアドバイスが欲しい方は、 LINEで相談する から気軽にご相談ください。