BCPとBCMが進まない会社に共通すること。よくあるつまずきと改善のヒント

BCPとBCMが進まない会社に共通すること。よくあるつまずきと改善のヒント

BCPやBCMの必要性はわかっていても、現実にはなかなか進まない。
この悩みはとてもよくあります。

「忙しくて後回しになる」
「考えたほうがいいのはわかるけれど、緊急性を感じにくい」
「途中まで作ったけれど、そのままになっている」

こうした状態は珍しくありません。
むしろ自然な流れです。ですが、そのままにしておくと、いざというときに判断が遅れます。

今回は、BCPとBCMが進まない会社に共通するつまずきを整理しながら、前に進めるためのヒントを見ていきます。

本文

よくあるつまずき1 目的がぼんやりしている

「BCPを作らないといけないらしい」
この状態から始めると、途中で止まりやすくなります。

なぜなら、作ること自体が目的になってしまうからです。
本来の目的は、書類を整えることではなく、いざというときに事業を守ることです。

たとえば、

  • 顧客対応を止めないため
  • 売上の柱を守るため
  • 従業員の安全を確保するため
  • 復旧の判断を早くするため

こうした目的が明確になると、取り組み方も変わります。

よくあるつまずき2 担当者任せになっている

BCPやBCMを一部の担当者だけで進めると、現場とのズレが出やすくなります。
しかも、その担当者が異動や退職をしたときに、取り組み自体が止まってしまうこともあります。

中小企業では、社長や一部の管理職だけで考えてしまうこともあります。
ですが、実際に動くのは現場です。
現場の流れを知らずに作る計画は、使いにくくなりがちです。

よくあるつまずき3 日常業務とつながっていない

BCPやBCMが特別な取り組みになりすぎると、通常業務と切り離されてしまいます。
すると、更新も共有もされず、次第に存在感が薄れていきます。

たとえば、

  • 新しい取引先情報が反映されていない
  • 担当者変更が更新されていない
  • 業務フローが変わったのに古いまま
  • 保管場所がわからない

これでは、いざというときに使えません。

小さく進めるための改善のヒント

進まない原因の多くは、「大きく考えすぎること」です。
だからこそ、次のように小さく始めることが大切です。

まずは、

  • 最優先業務を1つ決める
  • 緊急連絡先をまとめる
  • 代替担当を1人決める
  • データの保存先を確認する
  • 月に1回だけ見直す

これだけでも前進です。
取り組みを軽くすると、続けやすくなります。

続けられる形にすることが大切

BCMの本質は、特別なイベントにしないことです。
日常の経営の中に少しずつ組み込むことで、無理なく続けられます。

会議の最後に5分だけ確認する。
担当者変更のたびに更新する。
年に1回ではなく、必要なときに見直す。
このような形なら、現場にもなじみやすくなります。

まとめ

BCPやBCMが進まない会社には、いくつか共通点があります。
目的が曖昧なこと。担当者任せになっていること。日常業務と切り離されていること。
こうしたつまずきがあると、作っても使えない形になりやすくなります。

大切なのは、小さく始めて続けることです。
最優先の業務を1つ決めるだけでも、備えの質は変わります。

FAQ

Q1. 忙しくて進められません

最初から大きくやろうとせず、月に一つだけ見直す項目を決める方法がおすすめです。

Q2. 社長だけで考えても大丈夫ですか?

方向性を決めるのは大切ですが、実際の運用には現場の視点も必要です。

Q3. 一度作ったら終わりでいいですか?

終わりではありません。環境や人が変わるたびに見直しが必要です。

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