BCPとBCMは何から考えるべきか。最初に整理したい3つの視点

BCPとBCMは何から考えるべきか。最初に整理したい3つの視点

BCPやBCMが大事だとわかっても、最初の一歩で止まってしまうことはよくあります。
「何を書けばいいのかわからない」
「自社の場合、どこまで考えればいいのかわからない」
そんな悩みは自然なものです。

実は、最初から細かい資料を作ろうとしなくて大丈夫です。
先に整理したいのは、たった3つの視点です。

それは、何を守るか、何が止まると困るか、誰とどう動くかです。
この3つが見えるだけで、BCPもBCMもぐっと考えやすくなります。

本文

何を守るかを決める

最初に考えたいのは、「自社が本当に守りたいものは何か」です。

たとえば、

  • 顧客との信頼
  • 主力商品やサービス
  • 売上の柱
  • 従業員の安全
  • 取引先との関係
  • データや契約情報

これらを曖昧にしたままだと、緊急時に判断がぶれます。
逆に、守るべきものが見えていると、優先順位を決めやすくなります。

すべてを同時に守ろうとすると、現場は動きにくくなります。
だからこそ、「最優先は何か」をはっきりさせることが大切です。

何が止まると困るかを洗い出す

次に考えるのは、「どこが止まると事業に大きな影響が出るか」です。

たとえば、

  • 電話やメールが使えない
  • 決済システムが止まる
  • 納品ができない
  • 受発注の確認ができない
  • 顧客データにアクセスできない
  • キーマンが不在になる

ふだんは当たり前に動いているものほど、止まったときの影響は大きくなります。
この洗い出しをしておくと、「何を先に復旧するべきか」が見えてきます。

誰とどう動くかを整理する

計画で見落とされやすいのが、人の動きです。
いざというとき、誰が判断し、誰が連絡し、誰が現場を回すのか。これが曖昧だと、混乱しやすくなります。

特に中小企業では、役割が人に集中しやすいです。
「この人しかわからない」が多いほど、リスクは高まります。

そこで、

  • 緊急時の連絡先
  • 代替担当
  • 外部パートナーとの連携
  • 顧客への案内方法
  • 社内共有のルール

を整理しておくことが重要です。

完璧より先に見える化が大切

最初から100点を目指すと、手が止まりがちです。
でも、BCPやBCMはまず見える化することが大切です。

紙1枚でも構いません。
「止めたくない業務」「困ること」「担当者」を書き出すだけで、備えの土台ができます。

見えるようになると、話し合いができます。
話し合いができると、改善できます。
これがBCMの始まりです。

最初の一歩を軽くする考え方

BCPとBCMは、難しい制度ではありません。
経営の中にある不安を、言葉にして整理していく作業です。

「全部やらないといけない」ではなく、
「まずは大事なところから決める」
この考え方で進めると、無理なく取り組めます。

まとめ

BCPとBCMを考えるとき、最初に整理したいのは3つです。
何を守るか。何が止まると困るか。誰とどう動くか。
この3つが見えてくると、自社に必要な備えが少しずつ具体的になります。

はじめから完璧でなくて大丈夫です。
まずは、自社の大事な業務と止まると困ることを書き出してみることが、最初の一歩になります。

FAQ

Q1. 何から手をつければよいかわかりません

まずは「止めたくない業務」を3つ書き出すことから始めるのがおすすめです。

Q2. 社員が少なくても役割分担は必要ですか?

必要です。少人数ほど一人の不在が大きく影響するため、代わりに動ける人を考えておくことが大切です。

Q3. 紙1枚の整理でも意味はありますか?

あります。最初の見える化が、その後の改善や共有につながるからです。

📩 自社では何を優先して整理すべきか知りたい方は、LINEで相談するから気軽にご相談ください。